固いセンターロックハンドル

センターロックハンドルには2つの働きがあります、1つはセンターロックスイッチのON&OFFつまり、チルトユニットにピンが押し込まれてルーフが外れない状態か、否かの検出、2つ目はスライダーに先立ち伸びてきたポールをカムの回転でルーフに固定しつつルーフ先端を上げる。この2つがあります。どちらも本来それほどの力が掛かる作業でもないにもかかわらずハンドルが片手で回せない程固いことがしばしばありました。こちらのビデオを見ても女性が片手でそれも数本の指先だけで回していることを見ても明らかだと思います。

では、何故固いのか・・・
ハンドルを回すと差し込まれたポールを下から回転するカムが上方へ押し付けます、その際ルーフ内の赤い突起部と同じくポール上方に付いている突起部がロックする構造のようです。（イラスト参照）
ところがこのポールの差し込みが僅かに浅いと完全に上方へ上げることが出来ずカムが回転することが出来ない為とんでもなく固い、もしくは回せない状態になることが解ります。
原因は定かではないですが長年の車のひずみ、稼働部の減りによる僅かな誤差辺りでしょうか？
もっとも、この車にとっての数mmはあちらこちらで出る可能性がありますのでいつでも起こりうる事かもしれません。・・・

スライドユニットのルーフの迎え時のストッパーがここにあります（赤矢印）、今回これを2mm程前方に動かしてポールを深く入るようにしてみました、結果は、こんなに軽かったのね？って感じの動きになりました。
移動は青矢印から6角レンチを入れて回します。